今回は東海ステークスについて書いていきます。
暮れのチャンピオンズカップが終わったかと思えばもうすぐそこにフェブラリーステークス。
この東海ステークスはフェブラリーステークスのトライアルレースで、1着馬には優先出走権が与えられます。
賞金が足りない馬にとっては優先出走権はノドから手が出るほど欲しいはずです。
チャンピオンズカップ2着のテイエムジンソクが出走を予定していますが、十分賞金は持っている馬。
目標はフェブラリーステークスなのは間違いなく、わざわざここを勝ちに来る必要はありません。
思わぬ伏兵に足をすくわれるかもしれません。
そこを頭に入れ予想をしていきましょう。
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過去3年の東海ステークス
2017年
1着 グレンツェント(横山典) 1番人気
2着 モルトベーネ(秋山) 12番人気
3着 メイショウウタゲ(幸) 10番人気
2着、3着に大穴が入り大荒れの結果に。
レースはショウナンアポロンがスローペースで引っ張りました。
勝ったグレンツェントは中団の外を追走する王道競馬。
ハイレベルと言われた世代の最上位クラスの馬で、ここでは力が違った印象。
穴を空けた2頭ですが、2頭とも内を上手く立ち回った馬でさらに4着のショウナンアポロンは逃げた馬でした。
勝ったグレンツェントは別格だったとして、内をロスなく通った馬が上位となりました。
2016年
1着 アスカノロマン(太宰) 4番人気
2着 モンドクラッセ(田辺) 2番人気
3着 ロワジャルダン(横山和) 1番人気
2017年とは対称的にこの年は堅く収まりました。
モンドクラッセがハナを切りますが、ペースはスローペース。
アスカノロマンは2番手で競馬を進め、直線では粘るモンドクラッセを競り落とし快勝。
一方、3着のロワジャルダンですが、チャンピオンズカップ4着の実績を引き下げの参戦でしたが、スローペースで前が止まらず、離された3着となってしまいました。
この年は、スローペースの恩恵をフルに活かした馬の台頭となりました。
2015年
1着 コパノリッキー(武豊) 1番人気
2着 グランドシチー(津村) 9番人気
3着 インカンテーション(大野) 3番人気
ニホンピロアワーズがハナ主張しミドルペースで進みます。
コパノリッキーは2番手で競馬を進め、3コーナーでは楽な手応えで先頭へ。
そのまま押し切り完勝。
1頭力が違いました。
2着、3着は後方で競馬を進めていた2頭が大外ぶん回しで追い込んできました。
この年は、ペースが流れたこともあり、後方からの差し馬が台頭しました。
過去10年のデータ
枠順
枠順はフラット~やや内目が有利ですね。
中京ダートは総じて内が有利になる事が多いです。
そのあたりも頭に入れて予想しましょう。
人気
上位人気馬は比較的好成績。
しかし、2ケタ人気馬の激走もあり、堅く収まると決めつけるのも危険ですね。
年齢
ダート馬は息が長いと言いますが、本格化も遅いです。
5歳馬がいよいよ本格化を迎えるという事で好成績ですね。
脚質
逃げ馬は2着が多い。
直線が長く、急坂のあるコースですので、逃げ切るのは至難の業という事でしょう。
しかし、追込み馬の成績は圧倒的に悪く、前目から押し切る王道競馬が求められます。
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テイエムジンソク
チャンピオンズカップでも2着になり、ダート界の新星として期待されています。
すんなり好位を取れる先行力とスピードの持続力を持ち合わせ、簡単には崩れないと思います。
何度か書いていますが、馬体を合わせるよりは早め先頭で押し切る競馬が理想的です。
コース適正が不安視されていたチャンピオンズカップでしたが難なくこなしてきました。
同じコースの東海Sですので、当然有力な馬ですね。
しかし、フェブラリーステークスがこの馬の目標でしょうし、賞金も十分持っています。
無理に勝ちに行く必要は無く、他のここを取りに来ている馬に負ける可能性も秘めていると思います。
<<最終追い切り>>
栗東CW
83.4-66.4-51.2-38.6-12.8 馬也
馬場の外目を走りこの時計はなかなかの好タイムでしょう。
一杯に追ったみやこSの時と馬也で変わらないタイムが出せており、状態は良さそうです。
しかし、もっとよく見えたのがチャンピオンズカップの時。
その時と比べると、馬の躍動感、行きっぷりはやや落ちる印象。
まぁ、GⅠレベルの仕上げをしなくても勝てるという考えでしょうね。
アポロケンタッキー
チャンピオンズカップでは面白い存在だと思って重視した馬でしたが、まさかの出走回避。
続く東京大賞典では4着に入選しました。
550キロを超える大型馬ですので叩いて叩いて良くなっていく馬でレースを使ってきている点はプラスでしょう。
実績的に考えるとメンバー中でも上位。
しかし、この馬も賞金を持っている馬で、フェブラリーステークスやドバイが目標のはずです。
不器用な馬ですので好走には外枠が必須な馬だと思います。
※出走回避で川崎記念に向かうことが発表されました。
ディアデルレイ
鞍上が勝浦に変わり2連勝。
中山、福島と小回りコースを連勝しています。
小回り巧者感はありますが、1000万、1600万クラスは東京競馬場で勝っています。
もう7歳馬ですので、大きい所での活躍は厳しいかもしれませんので、目先の重賞を取りに来ている可能性も高い。
馬の能力的にはここでも十分通用すると思いますし、鞍上が変わってから開花と言うのはテイエムジンソクと被るところもある。
追い切り次第では重視したい馬でしょう。
<<最終追い切り>>
美浦南W
68.3-53.3-38.7-13.5 強め
好走した昨年のマーチSの時と遜色ない時計でした。
3頭合わせの外を走り最先着。追われてからの反応も良かったと思います。
デキ落ちも見られず、力は出せる状態でしょう。
モルトベーネ
昨年の東海Sの2着馬。
その後アンタレスSも制し重賞ウィナーとなりました。
そのアンタレスSではロンドンタウンを破っています。
ロンドンタウンはテイエムジンソクにも勝っている馬で、その馬を倒していることは評価できます。
阪神、中京と坂のあるコースに強く、今年も面白い存在でしょう。
<<最終追い切り>>
栗東坂
52.8-38.7-25.5-12.9 強め~一杯?
栗東坂路は霧に覆われラスト200m位しか映像は見えませんでしたが、一杯に追われてのものだと思います。
時計的には、アンタレスSを勝った時と同等。
昨年の東海Sの時からは少し劣るといった所。
改めて昨年の追い切りを見るとタイムも動きも文句のつけようのないくらいの追いきりでしたので、そこまでとは言えないがいい状態と言えると思います。
アスカノロマン
2016年の東海Sの勝ち馬。
チャンピオンズカップでも3着に好走しており、コース適正はバツグン。
しかし、もう終わった馬感が強く、買い辛いですね。
<<最終追い切り>>
栗東CW
84.4-68.0-52.5-38.6-12.8 馬也
良くも悪くもいつも通りの数字。
激走した一昨年のチャンピオンズカップや東海Sの時と変わらない時計です。
逆に凡走を繰り返している近走とも変わらない時計。
特別いいというわけではありませんので、追いきりで評価を上げるということはありませんね。
確定した枠順と寸評
枠順確定しました。
こちらが確定した枠順です。
人気所を確認すると、テイエムジンソクが8番、ディアデルレイが9番、ドラゴンバローズが12番と外目に集まる結果となりました。
テイエムジンソクは枠に関しては不問でしょう。すっと好位を取れる馬ですので、内に入っても詰まることは無い、外に入ってもスムーズな競馬が出来る。
そういう意味ではこの枠順は絶好かと思います。
ディアデルレイやドラゴンバローズも良い枠でしょう。
外から被されにくい外目の枠は歓迎のはず。
しかし、ディアデルレイはもっと外の方が良かった印象ですね。
その他で面白いと思うのはモルトベーネとシャイニービーム。
両馬とも内を上手く活かせる馬ですので、内枠を引いたことはプラスでしょう。
展開予想
展開予想記事作成しました!
過去の傾向と上位人気馬を見てきました。
テイエムジンソクは当然有力だと思いますが、メイチ度合いは低く、勝ちきるかと言われると微妙ですよね。
狙うべきはここを本気で取りに来た馬でしょう。
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【馬券になる共通点が見つかった】アメリカJCC(G2)、東海S(G2)
1月3週目G2の2連戦 21日(日)開催
中山11R アメリカJCC(G2)
中京11R 東海S(G2)
このデータを見てみてください。
これでもかと馬券に絡んでくるデータがあります。
この2レースの予想で難しいのは、「みごとなまでの上位人気馬の凡走」
例えば2017年
アメリカJCC 1着14.7倍の7人気
東海S 1着1人気だったものの、2着96.3倍の12番人気、3着59.6倍の10番人気
予想外の馬がバンバン馬券に絡んできます。
もはやオッズなんて予想の参考になりません。
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